モルック用語集

これは何

YouTubeチャンネル「Mölkky CLUB JP | モルック関東プライムリーグ」でのテロップに使用している用語集です。

注意

以下の用語にはあまり浸透していないものも含まれています。そのため、地元のモルック練習会にてドヤ顔で用語を使っても通じずに変な空気になる可能性があります。

基本

モルックとは?

スキットルを倒し得点を重ね、50点ぴったりに到達すると1セット獲得となる。

得点の数え方

スキットルを複数本倒すとその本数、1本だけ倒すとその数字が点数として加算される。

プライムリーグ周り

関東プライムリーグとは

2023年から競技モルックのレベル底上げのため設立。関東8クラブが各14試合を行い優勝を争うリーグ戦。1クラブ8人以上の選手が所属し、選手層の厚さが重要。

関東プライムリーグ 試合ルール

4セット先取で勝利し、勝点3を獲得する。セット数3-3でデュース、4-4で引き分け(勝点1)。各試合3~4人の選手が出場する。

ルール

ミスと失格

ミスをしたターンは得点は加算されない。また、3回連続ミスをするとそのセットは即敗北となる。そのため、ミスの後は安全な手を選ぶことが多い。

モルックアウト

⑥④⑫⑩⑧を等間隔においた状態で投げる、サッカーでいうPKのようなルール。試合の決着がつかなかった場合の最終手段。ちなみにサッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムはPKをサッカーとは認めず、自らはロッカールームに去ってしまうことで有名だった。

基本戦略

先行と後攻

モルックは先攻が有利。1投分のハンデといってもよく、いかに先攻セットをキープし、後攻セットをもぎ取るかが勝負のカギとなる。

シングル

スキットル単体を倒す戦術。得点計算が容易で、ほとんどの場合シングルを積み重ねて50点到達を狙う。

フリー

シングルで獲得することが容易な、孤立したスキットル。フリーの具体的な基準はなく、選手の実力があれば狭く見えていてもフリーになってしまう。

マルチ

スキットル複数本を倒す戦術。シングルより難しいが、この方法で50点を狙うことも。48点から2本を倒し50点に到達する戦術が有名。

キースキットル

50点到達のために欲しいスキットル。セット前半は高得点スキットル、後半では50点にするための番号がこれに該当する。

フィニッシュライン

50点にするためのキースキットルの組み合わせ。ラスト2投になってから考えることが多いが、上級者は早い段階から3投、4投での組み合わせも計算する。

ディフェンス

相手のキースキットルを取らせないようにする戦術。主にスキットルを遠くに押し込んだり、他のスキットルの近くに寄せるなどの方法がある。

プッシュ

スキットルを遠くに押し込む戦術。低く強いスローを当てる技術が求められる。ステップをつけ投げるプレーヤーも多い。

展開する(スプレッド)

ブレークすることで集団を散らし、単体で取れるスキットルを増やす戦術。リードしているもののフィニッシュラインが見えていない際に有効。

エコスロー

溜まったミスを消化するために安全な選択をすること。反対に、ミスがあっても強行することをフォーススローという。

フォーススロー(強行)

2ミスの状態からリスクのある選択肢を取ること。3ミス負けの可能性があるが、消極的に動いても戦況が変わらないほど大差がついている場合に用いられる。

細かい戦略

なぜ序盤からプッシュ?

孤立したスキットルを押し込むことで、相手にブレークさせ、飛び出した高得点スキットルを取りたい背景がある。

26点

12点2回で50点、つまり2投で50点になる最低ライン。モルックではこの点数を超えてからが後半戦になる。

37点

50点には2投が必要だが、その組み合わせがもっとも多い点数。なんなら38点より嬉しいと錯乱しだすプレーヤーもいる。

ストレート

通常の投げ方。投擲の半分以上はこの投げ方になる。選手のスタイルや、どのようにスキットルを動かしたいかなどによって高さや強さを投げ分けることがある。

ロブ

他のスキットルの背後に隠れた1本を取る技。高い弾道で上から覗き込むように投げる。

バックハンド

モルック棒を逆手で持って投げる技。着地後に転がりにくくなるため、他のスキットルを巻き込んで倒してしまうことを回避できる。

ブレーク

複数のスキットルをまとめて倒す技。特に最初の投擲はファーストブレークと呼ぶ。パワーだけでなく芯に当てるコントロールも重要。

セカンドブレーク

ファーストブレークでスキットルの集団が残った場合に後攻もブレークを仕掛けること。

バーティカル(垂直投げ、縦投げ)

モルック棒を縦に持って投げることにより、横に並んだ集団から1本だけを倒す技。

サイドバイサイド

横に並んだスキットルのうち、端の1本のみを取る技。モルック棒の端を当てるため、絶妙なコントロールが求められる。

バーティカルロブ

縦投げとロブの混合技。技の中でも特に高難易度で、これしか可能性がないときに使われることがある。

ステップスロー

スキットルに強く当てるため、またロングレンジの際に助走をつけて勢いをつける技。常時ステップをつける選手もいる。

アングルスロー

モルック棒を斜めに持って投げる技。狭い隙間を通したり、スキットルを横方向に動かすために用いられる。

フック

モルック棒の着地後内側に転がるよう回転をかける技。成功率は低いがこれでしか取れない場面もある。外側に転がすのはスライス。

スライス

モルック棒の着地後外側に転がるよう回転をかける技。フックよりも更に再現率が下がる大技。

技術

水平

ストレートはモルック棒が水平なほど高い精度を維持することができる。トップ層は軒並み水平にコントロールしていく。

着地

モルック棒が地面に着いたときの転がり方・跳ね方。運が悪いと思わぬ方向に着地してしまう。

オリジナル色の強い用語

カクシトイスタ(kaksitoista)

フィンランド語で12のこと。モルックがフィンランド発祥であることにあやかり、12を倒したときはみんなでカクシトイスタコールをしよう。

エース

最短である5回の投擲で勝利すること。特にボーナスがあるわけでもないが、{エースを取った日はおいしい晩ごはんが食べたくなる。}  ※{}内の文章は毎回変わる

ターンオーバー

ミスや好プレーによって、実質的な先攻と後攻が入れ替わること。

クオリティスタート(QS)

3ターンで26点以上獲得すること。最短である5ターンでの50点到達に必要な中間地点であり、セット序盤をうまく進めることができた証。

ビッグ4

得点の高い⑨⑩⑪⑫の4本を指す。勝利のために必要な4本であり、これが取れないと展開は厳しくなる。

森田ブーム

2019年にお笑い芸人・さらば青春の光森田氏がYouTubeの企画で世界大会に出場したことに始まったモルックブーム。これを機に国内人口が爆発的に増加した。世界大会の資金をクラウドファンディングで募っていたが、帰国後は多くのモルック仕事を獲得。森田氏は既存の芸風とは異なるイメージを視聴者に植え付けることに成功した。

さらば青春の光・森田

モルックブームの火付け役であり、世界大会に出場するためお笑い芸人仲間と結成したキングオブモルック(KOM)のリーダー。賞レース常連、単独爆売れ、ゴシップ、個人事務所、カチコチTV、ハロウィン、DIY、猫などあらゆる角度から人気を狙う。

みなみかわ

KOMメンバーであり、謎の韓流タレント、システマ、脱竹TV、保活、ヒコロヒーとみなみかわ、腐り、敏腕な配偶者など話題に事欠かないピン芸人。

カナイ

KOMメンバーであり、松竹芸能のピン芸人。以前はタイークというコンビで「ドンタコス」などのネタで注目を浴びた。剣道やアイス作りが特技。

ラブレターズ・溜口

2022年からKOMに加入した精鋭部隊ASH&Dのコント職人。KOCで披露した野球拳ネタは最下位ながら記憶に残る。三四郎の年越しラジオでは毎年クイズボーイとして絶妙な出題を披露する。

現象

"持つ"

投擲の際にモルック棒から手が離れず、リリースが遅れほぼ真上に投げてしまう失投。下から投げるモルック特有の現象とも言える。

"落とす"

モルック棒のリリースが早くなることで狙いよりも下方向に投げてしまう失投。

セーフティ

合計点制の試合でリードしているチームが一定の点数を取ることで、他チームの逆転が不可能になること、またはその点数。プライムリーグのルールではこれは発生しない。

グラウンドコンディション

砂のグラウンドに比べ着地後に不規則な動きをすることが多く、殆どの選手が成功率を下げる難所。なるべくダイレクトに当てる技術が求められる。

ダート

モルックの一般的なグラウンド。芝よりもモルック棒が着地後に素直に転がるため、投擲の成功率は高くなる。ロングレンジの勝負になりやすい。